四石山(384m)

2003年7月20日
荒松


 和泉山脈の南部に位置する四石山は、静かなハイキングを楽しめる山である。あまり人気のない山ゆえの特権だろうか。
 JR山中渓駅で下車。しばらくの間は線路沿いの歩道を歩く。車道を歩くのは、どうも好きになれない。車に追い越されるたび、車に馬鹿されたように感じるのは、僕だけなのだろうか。15分程で鏡石に着く、ここには10軒程の民家があり、路地を抜けると登山口に出る。登山口には板切れの案内板がある、最近の立派な案内板を見慣れた目には、粗末な方が、かえって新鮮に見えるのが不思議である。ルートは地肌の見えない、落ち葉の敷き詰められた膝に優しい道がつづく。鴬の囀りと落ち葉の踏む足音を聞きながら歩く、最後の急斜面を登りきると槌ノ子峠に着く。ここからは尾根道となる、周囲の樹木に遮られ相変わらず展望がない、こういう所が人気のない理由であろうか。約1時問で山頂に着く。標高は386mと低いが二等三角点のある立派な山頂である。大阪湾が一望できる静かな山頂で腰を下ろし何もせず休憩をとる。下りは、別ルートで下山する。


  ぼんやりとただぼんやりと眺めつつ 浪速の海と夏の日差しを


  仕事の疲れを癒す為
  僕は今日も山に行く
  けだるい風も不愉快な虫も
  山ではすべてが許される
  大きな自然と小さな白分
  山にはいつも憩いがある


(荒松)